NFTの作成や販売ってどうするの?
・PCやタブレットで描いた画像を「NFTアート」として売ってみたいけど、出品の仕方や販売方法がイマイチよく分からない。
NFTアートの作成や出品は敷居が高くて難しそうな印象がありますが、MetaMaskのような「ウォレット」やOpenSeaのような「マーケットプレイス」がまだまだ身近なものでは無い事が理由として考えられます。
世界中にはあらゆるツールが存在するので、NFTアートの作成・出品方法に関しても、多様な選択肢・方法が有るのですが、今回は筆者がそれらの中でも、全くクセの無いド定番の方法を採用して実際にNFTの作成→販売を行ったので、一連の流れを分かりやすく説明していきます 🙂
まずは、NFTの作成と販売にあたって必要なものをリストアップします。
NFTアート作成・販売に必要なもの
- Meta Mask(メタマスク)
- Open Sea(オープンシー)
- NFTアートとして販売したい画像
手順1:ウォレット『Meta Mask』を準備する
NFTアートの売買は仮想通貨で行う必要が有る為、まずは仮想通貨を入れる財布となる「ウォレット」が必要となります。
この「ウォレット」も色んな種類が有るのですが、現状では最もスタンダードなのが『Meta Mask』(メタマスク)となっています。
『Meta Mask』はWEBブラウザである『Google Chrome』(グーグルクローム)の拡張機能としてchromeウェブストアから無料でダウンロードする事ができます。
手順2:NFT販売所『Open Sea』へアクセスする
手順1でオープンシーウォレットの用意ができたら、次はNFTマーケットプレイスとして圧倒的なシェアを誇る『Open Sea』(https://opensea.io)へアクセスします。
ちなみに、NFTの売買が行われる『OpenSea』の利用にあたっては、メルカリやヤフオクのように身分証明書の提示や電話番号、メールアドレスの登録といった個人情報は一切必要ありません。
オープンシーを利用するにあたって必要なのは仮想通貨ウォレットだけとなっています。
手順1でグーグルクロームにメタマスクを追加した状態でオープンシーへアクセスすると、↑のような画面になるのでAcceptを選択します。
MetaMaskが起動したら署名の要求を求められるので最下部の署名を選択します。
署名を押すとOpenSeaにウォレットが紐づけられたような状態になります。
手順3:OpenSeaでコレクションを作成する
ウォレットが紐づけられた状態でオープンシーへアクセスすると、上記のような画面になるので、上段のメニューより「マイコレクション」を選択し、コレクションを作成します。
コレクションとは「自身のNFTアートの屋号・ブランド名」のようなものになります。
上記画面のようにあらゆる項目を登録できますが、ロゴ画像と名前は必須ですが、それ以外は無くても作成する事は可能です。
ちなみに自身の販売したNFTの購入者が別の人へ2次販売するといった、いわゆる「転売」をされると、今までのwebの世界だとシンプルに腹が立つかと思いますが、OpenSeaでは「クリエイター収益」という概念があり、2次販売された際に転売者からロイヤリティを貰うように設定ができちゃいます。最大で10%まで設定ができるので、必要であればここで設定しておきましょう。
手順4:NFTアイテムを作成
ここまで出来たら、いよいよ自身のNFTの作成となります。
上段メニューより「作成」を選択します。
上記画面で自身の制作したjpegやpng形式の画像を登録するとNFTとして作成する事ができます。
ブロックチェーンはとりあえず多くの方が利用しているEthereum(イーサリアム)を選択しておくのがおススメです。
OpenSeaでのNFTアートの作成→出品に関してググってみると、多くのサイトで確かに初回出品時にウォレット初期化の為の「ガス代」を支払うという情報が見られます。
しかし!2023年1月現在、そのウォレット初期化費用は撤廃されており、完全無料で出品できます。
なので、せっかく無料ならここは「ポリゴン」ではなく「イーサリアム」を選択するのがおススメです!
手順5:いよいよNFTアートを販売用に出品!
無事にNFTが作成されてコレクションに入ったら、出品する事が可能になります。
価格や販売期間等の必要事項を入力すると、最下部の「リスティング掲載を完了」ボタンが押せるようになり、ここで再度メタマスクが起動して、従来はここで初回出品時は数千円単位の結構な金額の「ガス代」をイーサリアムで支払わなくてはいけなかったのですが、2023年1月現在は署名をするだけで無料で出品ができちゃいます!
まとめ
従来ならばイーサリアムチェーンでNFTを出品するには、初回出品時のガス代が必要となる為、まずはウォレットにイーサリアムを送金する必要がありました。
その為、仮想通貨販売所でのアカウント開設がまずはじめに必要だったのですが、2023年1月現在ではウォレットがスッテンテンの0の状態でもOpenSeaで出品する事が可能となっています。
とはいえ、もし自身が作成したNFTアートが売れて、イーサリアムウォレットに仮想通貨が入り、日本円として現金化したいのであれば仮想通貨販売所のアカウントが必要となるので、晴れて売れた暁には仮想通貨販売所でアカウントを開設しましょう!