IDENA(イデナ)の特徴
IDENAは近年蔓延している、「複数アカウント」やbot(ボット)対策に一石を投じるプロジェクトとなっています。
デジタル社会の現代においては、ウェブサービスを利用するにあたって、あらゆるIDやアカウントが存在しており、IDの取得には電話番号や身分証明書の提示といったKYCが必要なケースが多いのが現状です。
GAFAMに代表される大手IT企業が独占的に膨大なユーザー情報を抱えており、データが人やお金の監視に利用されています。とはいえ、筆者は決してこれが悪い事ばかりだとは思っておらず、少なくとも大手企業に個人情報を提供する見返りとして、様々な便利で豊かなサービスを享受できている事を実感できています。
ただ、あまりにも大手ITに権力が集中し過ぎる事は将来的にちょっと怖いなぁとは思っています💦
また、1人が大量のbot(ボット)を利用する事により多数を装う情報操作行為が、政治やビジネスの分野に大きな悪影響を与えている事が社会問題となっています。
Idenaは公平性を重視したブロックチェーンを開発する事によって、これらのネット社会で起こっている問題を解決できるとしています。
IDENAのIDを維持し続けるには、IDを持った参加者全員が2週間に1度行われる検証テストを指定された同日同時刻に行い、パスする必要が有る事があります。この方法でIDが維持される為、1人で複数のアカウントが持てない仕組みとなっています。
更にテストの内容が、人間でなければ解読しにくい問題が出るので、botではテストが通過できない仕組みとなっているのが特徴です。
テスト内容を筆者制作の設問をサンプルとして紹介!
テスト内容は4コマ漫画のようなストーリーが写し出されたフリップが2つ提示されて、よりストーリー性の高い構成となっている方を選択する内容となっています。
↑の問題はキーワードとして「滝」と「猿」が含まれている前提条件として、よりストーリー性が有る方を左右から選択させています。
↑こちらの問題では「かくれんぼ」と「彫像」を含む事を前提条件として、botがより解読できなくなるように、ストーリーの中に謎の画像を1コマ含めています。
【参考動画】実際のテスト風景を紹介した動画が有りましたので紹介します!
認証テスト合格後の流れ
ID取得に向けた初回の認証テストは、Idenaの参加者から招待を受けて合格する必要が有るのですが、このテストに晴れて合格すれば「Newbie 初心者」ステータスとしてID取得となります。
そして2週間後に行われる検証テストでは、事前に3つのフリップ問題を制作した上でテストを受ける必要があります。
このルーティーンを2週間毎に繰り返して3期連続で合格し続けると「Verified 検証済」、そこから更に92%以上の正答率を維持し続ける事によって最高レベルの「Human 人間」になる事ができます。
ちなみに「Newbie」ステータス中に、指定日時に開催されるテストを受ける事を忘れたり、不合格となると「Not validated未検証」となり、再度招待を受けれない限り復帰する事ができなくなります。「Verified」になると2期連続まで休んだり不合格になる事が可能になり、さらに招待無しで復帰する事が可能となります。
認証テスト合格後はフリップの制作やマイニングで報酬を稼ぐ事が可能!
Idenaでは認証テストの合格後は、2週間おきに開催されるテスト毎に3つのフリップ制作の提出を求められるのですが、その見返りとして「iDNA」トークンが付与されます。更にテスト中以外の期間でマイニングをPCで行い、iDNAを稼ぐことも可能となってます。マイニングと言うと高スペックなPCが必要な印象がありますが、iDNAのマイニングは低スペックなPCでも問題無く仮想通貨であるiDNAトークンを稼ぐことが可能となっているのが特徴です。
ちなみにこの「iDNA」というトークンは、ビットコインやイーサリアム同様の仮想通貨となっており、多少面倒な手順が必要になりますが日本円に交換する事は可能になってます。
iDNAのリアルタイム価格
IDENAの参加方法
idenaはスマホでも参加は可能ですが、基本的にPCでの参加を推奨します。
Google Chrome等のウェブブラウザでIdena公式サイト (https://www.idena.io/ja) へアクセスし、画面右上の「Web app」ボタンを押して、パスワードを設定するだけで登録完了です。
Idenaではメールアドレスや電話番号等の個人情報は一切必要無いのも大きな特徴の一つとなっています。
登録後は練習テストを受けてみよう
登録後は「Training validation」で練習テストの受験が可能となっており、3つの難易度から任意のテストを受ける事ができます。
ここでの難易度というのは問題の難易度だと誤解されがちなのですが、実は問題そのものの難易度には全く差が無く、指定されたタイミングでテストにちゃんと参加できるかどうかを試す意味での難易度となっています。
今すぐ練習テストを受けられるのが「Easy」、今から1時間後に練習テストが受けられるのが「Medium」、今からおよそ24時間後に練習テストを受けるのが「Hard」となっています。
ちなみにこちらの練習テストは何度でも受験可能となっているので、まずはこちらで安定した高スコアが出るようにまで練習する事をおススメします。
テストに無事合格するとスコアが表示された合格証が発行されるので、その合格証が表示されるURLを招待権を持つ人(Verified以上のIdena参加者)へ伝えて招待してもらい、本番の認証テストが受けられるという流れになっています。